旅行先として日本人から大人気のシンガポールですが、一体どんな国なのか皆さんはご存知ですか?本記事では観光の際に知っておきたい、シンガポールと日本の時差や通貨、言語などのシンガポール観光の基本情報をまとめました。
シンガポールの概要
まずはじめにシンガポールについてです。シンガポールの正式名称はシンガポール共和国(Republic of Singapore)で、イギリスの植民地化を経験したのち、1965年にマレーシアから独立して「シンガポール」が誕生しました。
人口は約569万人で、のちシンガポール人・永住権を持つ人は404万人だそう。国土面積は728㎢なので東京23区より一回り大きいくらいですが、埋立地化が進んでいるので国土面積は年々広くなっています。(2020年現在)
これはつまり、約165万人、人口の28%が市民権・永住権を持たない外国人ということになります。シンガポールが外国人にとってどれだけ住みやすいか、どれだけ受け入れられているかを表していますね。
民族構成は中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%です。これより、とても小さな国シンガポールでも色々な国の料理やファッションを街中で見かけるでしょう。
シンガポールの通貨・物価
シンガポールの通貨はシンガポールドルです(SGDと略されます)。通常、SGD1は日本円で80〜86円ほどです。
また物価がとても高いイメージのあるシンガポールですが、外食は日本でする時とさほど変わらないです。家や車をシンガポールで購入する際はとても高額ですが、観光にまつわる食費や交通費、ホテル代などは日本と変わらないもしくは日本より安い場合がほとんどです。
ですが、外食にはサービスフィーの10%が上乗せされるので注意です。レストランやカフェなどでの食事はこのサービスフィーの対象になりますが、ホーカーセンターの食事は対象ではありません。
↓↓シンガポールの物価について詳しく知りたい方はこちら↓↓
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シンガポールの公用語
シンガポールの公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4つです。また国語(ナショナル・ランゲージ)はマレー語なので、シンガポール国家もマレー語になります。
ですが、基本的にほとんどの人は英語を話すことができるので、観光スポットやチケットカウンター、レストランやショッピングモールなどでは英語でコミュニケーションをとることができます。
標識や看板、お店の名前なども英語で書かれていることがほぼですが、ホーカーセンターやローカルなお店に行くと中国語だけなどの表記もたまにあるので注意です。
英語と言っても、シンガポールでは「シングリッシュ」と呼ばれる中国語やマレー語混じりのユニークな英語を話します!ですが、英語に変わりはないので問題なく通じます。
↓↓ジブおじさんがシングリッシュを解説してる動画はこちら↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=k0H_ov-3iAg
残念ながら日本語が通じることはほぼありませんが、一部のホテルでは日本語スタッフが常駐しています。詳しくはこちらから↓
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シンガポールの宗教
シンガポールは多民族国家なので、さまざまな宗教も混じり合っています。仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教が主ですがもちろん無宗教の人も沢山おり、最近では若者層での無宗教が増えているそうです。
多国籍国家なシンガポールでは、中華街、アラブ・ストリート、リトル・インディアなどの観光スポットもあります。街中では寺院やモスク、教会なども多々見かけることがあるでしょう。
人種別で見ても中華系シンガポール人がほとんどなので、仏教徒がやはり多いそう。旧正月のイベントや中華街は常に沢山の人で賑わっており、観光でも大人気のスポットですよ。
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シンガポールと日本の時差
シンガポールと日本の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。
シンガポールに比べて、日本により近いタイやベトナムでも時差は2時間あります。ですがシンガポールはマレーシアや香港と標準時刻を揃えるため、日本との時差はたったの1時間のようです。
ちなみに日本・シンガポール間のフライトは、直行便で約7時間です。7時間のフライトであれば、日本からの旅行先としても遠すぎないので2泊3日などの短期間でも十分に観光できますね!
シンガポールの気候
シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しているので、毎日真夏のような感じです。暑いだけではなく湿度も高いので、常にジメジメしています。
シンガポールには乾季(3-10月)と雨季(11-2月)がありますが、これに関係なくスコールといった10-30分だけ降る非常に強い雨がよく見られるので、観光の際に折り畳み傘は必須ですよ!
ですが、ショッピングモールやミュージアム、レストラン内などは冷房のおかげでキンキンに冷えているため、カーディガンや羽織などがあると役に立ちます。また、日中の日差しが強い時には日焼け止めもあると便利だと思います。
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シンガポールのビザ
日本のパスポートを所持する人は、シンガポール観光の際にビザの申請は必要ありません。ビザ無しの滞在だと30日間シンガポールに滞在することができますが、ICA(入国管理庁)にてプラス60日間延長することも可能です。
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シンガポールの移動手段
シンガポールの移動手段は主にMRT(地下鉄)、バス、タクシーの3つがあります。特にMRTとバスは料金がとても安く、5-10分の間隔で来るので移動には非常に便利なのでおすすめです。
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またタクシー料金は日本に比べると安いので、シンガポールではタクシーもよく利用されます。重い荷物を持っているときや、炎天下の中歩かなくてはいけない時などに便利ですよね。
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シンガポールの祝日
シンガポールの祝日は日本と比べると圧倒的に少なく、年間で11日間です。ですが、独立記念日や旧正月などのイベントは国全体でとても盛り上がるので、シンガポール観光にピッタリの時期かもしれません。
以下がシンガポールの祝日と2022年の日程です。
1月1日(土) | お正月 |
2月1日(火)2日(水) | 中国旧正月 |
4月14日(金) | グッドフライデー(”イースター日曜日”の前の金曜日) |
5月1日(月) | レイバー・デー(労働者の日) |
5月2日(火) | ハリ・ラヤ・プアサ(イスラム教の断食終了のお祝い) |
5月15日(日) | べサク・デー(仏教徒のお祝い) |
7月9日(土) | ハリ・ヤラ・ハジ(イスラム教の”犠牲祭”) |
8月9日(火) | ナショナル・デー(シンガポール独立記念日) |
10月24日(月) | ディパバリ(ヒンドゥー教 ”光のフェスティバル”) |
12月25日(日) | クリスマス |
シンガポールの治安
シンガポールは世界トップレベルで治安の良い国です。感覚としては日本と似ており、夜の一人歩きは問題なく、ローカルの方も優しくてフレンドリーな方が多いので困った時はいつでも助けてくれます!
ですが、いくら治安が良いとは言えども全く犯罪の起きないパーフェクトな国はありませんよね。シンガポールは比較的安全な国ではありますが、以下観光の際に気を付けていただきたいポイントをまとめてみました。
- スリ
- 置引き
- 夜中の一人歩き(日本と同様に安全ですが、念のため。避けられるなら避けましょう)
- 詐欺電話&SMS(在住者は特に。外国からの詐欺被害は増えています)
シンガポールといえば、日本からの時差もたった1時間、様々な観光名所やおいしいグルメが有名なので沢山の観光客が訪れる国ですよね。実際にシンガポールに住み始めて数ヶ月の私ですが、夜の一人歩きは全く問題なく、街で会う地元民の方々もとても優[…]
シンガポールの法律・罰則
シンガポールは「罰金大国(Fine City)」と呼ばれるほど、沢山の細かい法律や罰則があることで有名です。ですが、生活に支障が出るような罰則があったり、常に誰かが見張っているわけではないので観光の際には心配ありません。
以下、シンガポール観光で知っておくと困らない意外な罰則をいくつかピックアップしてみました。
- ガムの所持・持ち込み禁止(最大8万円ほどの罰金も)
- 公共交通機関へのドリアン持ち込み禁止
- エリア外での喫煙禁止(最大8万円ほどの罰金も)
- ゴミのポイ捨て禁止(最大3万円ほどの罰金も)
何十万円もの罰金や細かな法律と聞くと、シンガポールは自由がなく厳しい国と感じる方もいるかと思います。ですが、これはあくまでもシンガポール政府が私たちの生活の質を上げるために定めた法律なので、日常生活に支障はありません。
ですが、やってしまいがちな歩きタバコや公共交通機関での飲食禁止などは、観光の際に頭の片隅に置いて覚えておきましょう!
↓↓シンガポールの法律・罰則について詳しくはこちらから↓↓
シンガポールは「罰金大国」と呼ばれるほど厳しい法律が沢山あることで有名ですが、実際にどのような法律があるのか皆さんご存知ですか?また法律と言えども、一体どのくらい厳しいものなのか?実際に守っていないとそれほどの大きな罰金が課せられる[…]
まとめ
以上、シンガポール観光の際に知っておきたいシンガポールの基本情報でした。
日本からの時差もたった1時間で、さまざまな言語や宗教、カルチャーが混じり合う国「シンガポール」。本記事の情報を抑えて、ぜひシンガポール観光を楽しんでもらえればと思います!
↓↓最後に、シンガポール観光の持ち物についてはこちら↓↓
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