シンガポールの厳しい法律&罰金・罰則まとめ|観光客は要チェック

シンガポールは「罰金大国」と呼ばれるほど厳しい法律が沢山あることで有名ですが、実際にどのような法律があるのか皆さんご存知ですか?

また法律と言えども、一体どのくらい厳しいものなのか?実際に守っていないとそれほどの大きな罰金が課せられるのでしょうか?

そこで今回は、観光の際に知っておくと助かるシンガポールの意外な法律や罰金制度を紹介していきます!加えて、シンガポール在住者である私の意見も交えながら「シンガポールの法律、実際のところはどうなの?」という部分もお伝えしていきます。

観光客が気を付けたいシンガポールの法律&罰則・罰金制度

シンガポールにはたくさんの法律がありますが、以下では特に観光の際に知っておくとトラブルに巻き込まれにくい法律・罰金制度8つを激選しました。

ごみのポイ捨て

ゴミのポイ捨て

街中でごみのポイ捨てをするとSGD300(日本円で約2万5,000円)の罰金が課される可能性があります。例えば小包装になっているキャンディーの袋など、どんなに小さなものでも罰金の対象になっていて、もし2度目のポイ捨てが見つかれば最高でSGD2,000(日本円で約16万円)の罰金が課されることもあるようです。

とはいえ、街中では黄色いベストを着た清掃員の人たちをよく見かけます。こういった人たちが街を掃除してくれているということもあり、実際にはまだまだポイ捨てをする人も減っていないと見られます…。

ガムの所持・持ち込み

シンガポールへのチューイングガムの所持・持ち込みも実は犯罪です。シンガポール国内にガムを持ち込んだ場合はSDG10,000(約8万6,000円)までの罰金、シンガポール国内でガムを販売した場合はSGD2,000(約1万7,000円)までの罰金に課されるようです。

サリー
日本はガムが合法なのでこれは油断したら本当に危険ですよね・・・!

この法律は1991年に導入され、当時ガムを噛み終えた人たちが道に捨てたり、MRTのドアにくっつけたりして非常に迷惑したそうです。これによりシンガポール政府は、法律でガムのポイ捨てを無くすことにしたそうで、今では街中でガムを見かけることはほとんどありません。

ドリアンの持ち込み

シンガポールの電車はドリアン禁止

シンガポールに観光へ来た際にはぜひ試していただきたいドリアン!MRTやバスなどの公共交通機関への持ち込みは禁止とされていますが、特にいくらの罰金という記載は無いようです。

ドリアンは独特かつ強烈な匂いを放つため、周りの人を不快な思いにさせてしまいます…。公共交通機関へのドリアンの持ち込みは避けた方が良さそう。

サリー
ちなみに我が家では家にさえドリアン持ち込み禁止で、持って帰ってきた場合はその日のうちに消費します!

公共交通機関での飲食

MRTやバスの中、または駅のプラットフォームでの飲食も法律で禁止されています。この法律は1995年に導入され、罰金は最高でSGD500(約4万3,000円)とされています。

SMART Trainsの公式ウェブサイトには、水を一口飲むことさえ、こぼしてしまうかもしれないので禁止と記載があります。確かにMRTやバス内で飲食をする人は見かけません。観光で来る皆さんも注意してくださいね。

時間外に公共の場でアルコール飲酒

22:20以降公共の場でのアルコール飲酒は禁止

夜22:30以降は公共の場での飲酒が禁止されており、コンビニなどでお酒を買うこともできません。コロナ後から規制がさらに厳しくなったようで、現在では夜22:30以降バーやレストランでのお酒の提供も禁止になりました。罰金は最大でSGD1,000(約8万6,000円)で、最悪の場合は1ヶ月間の刑務所生活になるようです。

サリー
自分で買ったお酒を家・ホテルで飲んだり、知り合いとホームパーティーなどでの飲酒は違反にならないので安心してください!

エリア外での喫煙

エリア外では禁煙

喫煙エリア街での喫煙も法律で禁止されており、最大SGD1,000(約8万6,000円)の罰金が課される可能性があるようです。シンガポールではよくゴミ箱と灰皿がセットになっているものが置いてあり、その近くでタバコを剃っている人をよく見かけます。

灰皿とセットになっているゴミ箱
灰皿とセットになっているゴミ箱

日本のような屋内の喫煙コーナーは見たことがありませんが、街中には喫煙エリアを沢山見かけるものの、歩きタバコをしている人やエリア街でタバコを吸っている人を見かけるのが現状です…。

トイレの流し忘れ

公共のトイレの流し忘れも法律で罰せられ、SGD150(約1万3,000円)以上の罰金が課される可能性があるそうで、最悪の場合は刑務所行きも…。

日本ではなかなか見ないトイレの流し忘れですが、様々な人種の人が住むシンガポールでは各々のルールを持ち込みトイレを使用する人がいるため、トイレを清潔に保つためにもこういった法律が導入されました。

サリー
ホーカーセンターやショッピングモールなど、公共の場にてトイレを使用する際は流し忘れの無いように気を付けましょう!

横断歩道以外の場所で道を渡る・信号無視

信号無視は違法

最後に横断歩道以外の場所で道を渡ること信号無視をすることですが、こちらも法律で禁止されています。半径50m以内に横断歩道があるにもかかわらず、使わずに道を渡るとSGD50(約4,300円)の罰金が課される可能性があります。

またシンガポールでは原則歩行者ではなく、車が優先されています。場所によって歩行者が優先されていたり、シニアカードを持っている高齢の方が優先される横断歩道もあります。ですが、基本的には車優先なので観光の際には気を付けて移動しましょう!

その他シンガポールの厳しい法律&罰金制度は以下の動画でも紹介しています。

厳しいシンガポールの法律、在住者の見解

シンガポールには厳しい法律が沢山あると上記で紹介しましたが、「モラルを守ろう」という意でこういった細かな法律が定められていると思います。だから、ビクビクしながら日常生活を送ることはまずなく、正直ごみのポイ捨てや歩きタバコなどは街中でよく見かけるのでそこまで規制は厳しく無いかも

フードコートやモール内のトイレも流れていないことは多々あるし、バスの中にドリアンの香りが充満していることも多々あります…。一応こういった法律は定められているものの、シンガポール政府も柔軟に対応してくれているのが現状ではないでしょうか。

まとめ

以上、観光の際には特に気を付けたいシンガポールの法律・罰金制度のまとめでした。

何十万円もの罰金や細かな法律と聞くと、シンガポールは自由がなく厳しい国と感じる方もいるかと思います。ですが、これはあくまでもシンガポール政府が私たちの生活の質を上げるために定めた法律なので、日常生活に支障はありません。

実際にはこういったルールを守れていない人も沢山見かけますし、シンガポール在住の私からしても「こんなの守れない!」といった難しいルールでは無いです。観光の際に頭の片隅に置いておけばトラブルに巻き込まれにくく、楽しくシンガポール観光ができると思います!

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