シンガポールを代表するビール『タイガー(TIGER)ビール』。あまり知られていませんが、実はシンガポールの西の方で工場見学のツアーが実施されているんです。
タイガービールの歴史やこだわりが知れるのはもちろん、お楽しみの試飲コーナーも充実の内容!なんと生タイガービールをはじめとした5種類以上のビールが飲み放題になります!
というわけで今回は、タイガービール工場見学の魅力、料金、予約方法、行き方などについて徹底レポートします!ビール好きは必須の観光スポットですよ〜!
タイガービール醸造所の工場見学スタート!
それではタイガービール工場見学を全貌を見せていきましょう!行き方やアクセスについては記事後半で解説しますね。
受付はこのように広くてゆったり!さすがタイガービール、虎のオブジェやアートがところどころにあります。
受付で(タイマーかけて自撮りしながら)待つこと数分…
名前が呼ばれ、首さげと試飲ビール引換券をゲットしました!なお、年齢確認のためパスポートが必要になりますので忘れないようご注意くださいね。
※シンガポールの飲酒は18歳以上から
時間になったらいよいよ開始です!
ドアのその先には…
タイガービールの歴史を学ぼう
頭上に大きなスクリーンがある部屋に案内されました!
タイガービールの空き缶で作られたインパクト絶大のマリーナベイサンズのオブジェも。
右の方にはグッズ販売コーナーが。日本ではなかなか手に入らないようなグッズが販売されており、ビール党はテンションあがること間違いなし!(グッズはツアー後、記事後半でご紹介)
まずはスクリーンで約5分、タイガービールの歴史と歩みを学びます。1932年に、「熱帯地域で飲むと美味しいビール」をコンセプトに生まれたそうです!
ちなみに、説明は英語のみなので日本語オンリーの人はツアーで訪れるか、英語できなくても楽しめる試飲コーナーまで我慢するしかありません笑。
スクリーン上映後は、ガイドさんによる説明がはじまります。タイガービールはモンドセレクション(優秀な食品に対して授与される賞)を何度も受賞しているそう!
こちらはビール工場見学のお約束!過去のラベルやデザインの遷移が見れます。
個人的には初期のデザインの方が好みです。
ほかにも、過去に限定販売された貴重なグッズも展示されています。
ちなみに、シンガポールのタイガービール工場ではタイガービール以外にもハイネケンやギネスなどのビールも醸造されており、これらも試飲コーナーで頂くことができます!
タイガービールの作り方を知る!
タイガービールの歴史について学んだら、お次は『タイガービールの作り方』のコーナー。いよいよ工場エリアに潜入します!
まずはタイガービールの原材料についてガイドさんから教えてもらいます。
タイガービールの原材料
- 水:95%
- 麦芽(モルツ)、ホップなど:5%
モルツやホップなどの原材料を実際に手で触れたり匂いを嗅いだりしながら知識を深めていきます。
タイガービールが醸造されている工場に潜入!
そして、いよいよ実際のタイガービールが製造されている工場に入ることに!
しかし、残念ながら内部の写真撮影はNG。がんばって文章で伝えますね。まず、とにかく広大、そして忙しい!
何千ものビール瓶がベルトコンベアーに乗った状態で移動してたり、機械が高速で箱詰めやラベル貼りをしてたり、従業員が機械を操作していたり…。普段飲んでいるビールの製造過程が知れて、見応え抜群でした。
そして驚くほど香ばしかったです。甘く、コクのある匂いが充満していました。
タイガービールをおいしく飲む秘訣を教わる!
そして、いよいよ最初の試飲コーナー!
このビール瓶の形をしたトンネルをくぐり抜けると…
ドキドキ…
お待ちかねの最初の試飲タイム!
まずはガイドさんがタイガービールを美味しく飲む方法を直伝してくれます。
と、その前にガイドさんから質問。
「タイガービールを最も美味しく飲む温度を知っている人はいますか?」
ピンと来たひとはかなりの工場見学 通。答えたら生ビールをその場で貰える、定番の流れです!
「4度くらいでしょうか?」
「アタリ!2度から6度がタイガービールを最も美味しく飲める温度です。答えてくれた君には1杯プレゼント!」
キンッキンに冷えた生タイガービールをもらいました!
キレがあって、やはり暑い国で飲むには最高のビールだと感じましたね!
ガイドさんがおいしいタイガービールの注ぎ方を教えてくれるので、それにならってツアー参加者でチャレンジします。
おいしくタイガービールを注ぐコツ
- グラスを綺麗に洗浄する
- 45度にグラスを傾け、ビールを入れる
- 半分程度入ったところで、グラスを縦にする
- 泡のみ入れて完成
子供もうれしいゲームタイム!ツアー参加者と楽しく交流
お次は同じ部屋でゲームタイム!
液晶に次々と瓶が流れてくるので、汚れた瓶のみ取り除くゲームです。子供たちは喜びそうですし、参加者同士で交流できるのもいいですね!
そして勝利したのは、まさかのガイドさん!笑
そしてこの部屋にも色々なインテリアや展示があり、写真もたくさん撮れます!
お目当てのタイガービール試飲コーナー!
そして、いよいよお目当ての試飲コーナーです!最初のスクリーンがあったスペースに戻り、ビール試飲についての説明を受けます。
タイガービールだけじゃない!試飲できるビール一覧
タイガービール工場のすごいところは、試飲できるビールが飲み放題という点。しかもタイガービール以外の銘柄も豊富なんです!
飲み放題のビール銘柄一覧
- タイガービール
- ABC
知名度はないがシンガポール発祥のビール - ANCHOR
お手軽価格で飲める、東南アジア全体に普及しているビール - ARCHIPELAGO BREWERY
シンガポールのクラフトビールメーカー - BARON’S
アルコール度数8.8度のヨーロッパ風ラガービール - GUINESS(ギネス)
いわずとした世界のギネス - Heineken(ハイネケン)
※時期によりラインナップは変わる
有料になってしまいますが、これらも試飲できちゃいます!
有料で試飲できるビール
- DESPERADOS
テキーラ味のペールラガー - ERDINGER
クセが少ないドイツ生まれのビール - KILKENNY
アイルランドのキルケニー州発祥のクリーミーなビール - KIRIN
言わずもがな、日本のキリン一番搾り - SOL
あっさりした飲み口のメキシコ生まれのビール - STRONGBOW
イギリスを代表するサイダー
※時期によりラインナップは変わる
この通り、タイガービール工場見学では世界中のビールを試飲することができるんです!
ルールは2つだけ。
- 制限時間45分
- グラス交換式
試飲の説明を受けたあとは、ついにバーエリアに移動します。
試飲バー『Tiger Tavern』の様子
すこし薄暗く、大人っぽい空間です。
別角度から。アメリカとかイギリスのパブっぽい雰囲気ですね!
しかもビリヤード台やダーツゲームも!試飲しながらゲームをプレイして大きく盛り上がっている方々もいましたね。
試飲開始!ビール10杯飲んでみた!
ついにお待ちかねの試飲タイムです。無料で飲めるビールをすべて制覇し、さらに有料ビールも1杯飲んだので詳細にレポートしていきますね!
1杯目:タイガービール
まずはじめに頂いたのが王道のタイガービール!
さっきも質問に回答して飲みましたが、最初の1杯目は全員タイガービールだそうです。
味はというと、のどごしさっぱりで非常に飲みやすいです。暑いシンガポールにピッタリですね!
2杯目:BARON’S STRONG BREW
2杯目に飲んだのが缶で提供されるBARON’S STRONG BREW。アルコール度数8.8度のヨーロッパ風ラガービールです。度数が高いこともあり、すこしネチッこい味わい。正直そんなに口にあいませんでした…。
ちなみに、外の自販機でおかしを購入することもできます!S$2くらいでポテトチップスを買いました。
3,4杯目:Singapore Blonde Ale
続いて飲んだのがARCHI PELAGOブランドの『シンガポール・ブロンド・エール』という生クラフトビールです。
今回飲んだ中で一番おいしかったです。非常にフルーティで、飲み口が柔らかい。
はじめて飲みましたが、虜になるほどの味。デザインもビンテージ感があって良い感じです!これは結果的に2杯飲みました。
5杯目:Belgian Wit
5杯目に飲んだのが、同じくARCHI PELAGOブランドの『Belgian Wit』。キレは少な目で、どちらかというとクリーミーで味わい深いビールでした。
6杯目:ABC
続いて頼んだのがこちら、黒ビールの『ABC』。缶にトラが描かれているのがシンガポールらしいですね!
7杯目:ANCHOR Smooth
まだまだ行きますよ!6杯目に飲んだのがANCHOR。シンガポールだけでなく、東南アジア全土で普及している大変飲みやすいビールです。
8杯目:タイガー・ラドラー
パッと見タイガービールですが、ビールにレモンのリキュールが追加された『タイガー・ラドラー』です。少しジュースっぽいですが、すっぱすぎず甘すぎずで飲みやすかったです。
9杯目:ハイネケン
9杯目は定番のハイネケンです!オランダ生まれのビールですが、東南アジアに出荷されるハイネケンは主にここで製造されています。
これにて、無料で飲めるお酒を全てコンプリートしました。
10杯目:ERDINGER(有料)
隣で飲んでた韓国からの観光客と意気投合し、ご馳走してもらったのがERDINGERのビール。
有料ということもあり、とても美味しい。まろやかなんですがパンチのあるビールでした。
タイガービール工場のお土産グッズコーナーをチェック!
工場見学としては以上です。最後にグッズコーナーをチェックしていきましょう!
タイガービールの缶のセット、トートバック、タンクトップ(暑いシンガポール観光にぴったり)、帽子、ボトル型の水筒など、ラインナップはかなり多かったです。
定番のキーホルダーセットもS$10(約800円)で購入できます。
タイガービール工場見学の予約方法
タイガービール工場見学はスロット制。事前にインターネットで予約してから伺う必要があります。
予約可能スロット
- 13:00〜
- 14:00〜
- 15:00〜
- 16:00〜
※所要時間は試飲込みで1〜1.5時間
※月曜定休
タイガービール工場見学の料金
予約媒体 | 料金(平日大人1名) |
公式サイト | S$18(約1,450円) |
Voyagin | S$15(約1,200円) |
料金の比較は表のとおり。公式サイトより楽天グループのVoyaginで予約した方が安いですね!公式料金の17%OFFで購入できます。
※2019.11.22現在Voyaginでの販売が停止されています。公式サイトにて予約しましょう。
- 月曜は定休日
- 支払いはクレジットカードのみ
- シンガポールの飲酒可能年齢は18歳〜。18歳未満の方は親の同行が必須(5歳以下の場合は無料)
- ツアーガイドは込みですが英語のみ。日本語ガイド&ホテルお迎え付きプランはこちら
タイガービール工場への行き方とアクセス
タイガービール工場への行き方ですが、大きく分けて2つあります。
- 公共交通機関(電車&バス)
- タクシー
それぞれ説明していきますね!
公共交通機関(電車&バス)を利用
タイガービール工場まで電車→バスを乗り継いでいく方法が最も経済的です。街の中心部からEz-linkカードを使ってS$2~4程度でアクセスできます。
電車&バスで行く方法
1.地下鉄でMRT「Joo Koon」駅まで行く
2.改札をでて、「Bus Services」の標識を頼りにバス乗り場まで向かう
3.182番または182M番のバスに乗り、『Asia-Pacific Brewery』で下車(所要時間:15分程度)
関連記事:シンガポールのバスの乗り方
シンガポールの地下鉄やバスは慣れないうちは混乱するかもしれないので、おすすめはタクシー。日本より安くてアプリを使えば現在地まで迎えに来てくれるので便利です。
タクシーを利用
シンガポールは東京23区と同程度の広さ&交通料金が安いのでタクシーで向かってもそんなにお金がかかりません。
参考料金
- MRT「Joo Koon」→タイガービール工場:S$6.50程度
- 中心街→タイガービール工場:S$15~20程度
よって、基本的にはタクシーでアクセスするのがおすすめです。
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タイガービール工場見学はビールが好きなら絶対おすすめ
以上、タイガービール工場見学の様子をお届けしました!ビールが好きでしたら絶対に行った方が良い観光スポットと言えるでしょう。
ツアーの内容はもちろん、約1時間飲み放題でお酒が飲めるのでコストパフォーマンスが非常に高いんです。
タイガービール工場見学は予約制なので、事前に予約してから行くようにしてくださいね!
工場見学の詳細情報
名称 | TIGER BREWERY TOUR |
場所 | 459 Jln Ahmad Ibrahim, Singapore 639934 グーグルマップで開く |
料金 | 大人18シンガポールドル、子供12シンガポールドル(5歳以下は無料) |
予約可能スロット | 13:00~、14:00~、15:00~、16:00~ |
所要時間 | ツアー約30分、ビール試飲45分 |