世界中のカジノを周っているTKです。
今回、5年ぶりにシンガポールを訪れました。旅行費をカジノプレイによって捻出すべく、シンガポールのマリーナベイサンズカジノに訪問。ギャンブルの光と闇が見える体験記になったと思います。
個人的なカジノの攻略法や戦術についてもご紹介していますので、マリーナ・ベイ・サンズ・カジノに行く予定の方はぜひご覧ください。
マリーナベイサンズ・カジノとは?シンガポール最大の大人の遊び場!
マリーナベイサンズ・カジノはその名の通り、高級ホテル『マリーナベイサンズホテル』にあるカジノです。同施設にはカジノ以外にも高級ブランドのショッピングやグルメなども楽しめます。
どういうギャンブルができる?
- バカラ(最低S$50~)
- ブラックジャック(最低S$25~)
- 大小(最低S$25~)
- ルーレット(最低S$5~)
- クラップス (最低S$10〜)
- マネーホイール (最低S$10~)
- ポンツーン (最低S$25~)
マリーナベイサンズのカジノは超巨大。総フロア4階、15,000平方メートルを超えるゲームスペースを誇ります。600を超えるテーブルゲーム、1,500以上のスロット、無数のスロットマシーンを楽しむことが可能です。
1~2階が普通の庶民向けのテーブル。最低25シンガポールドル、高くても200シンガポールドルくらいが最低賭け金のゲームばかりです。
3~4階はVIPルームであり、予算1万SGD以上の人しか入れないと思います。
ドレスコードはある?
サンダルやタンクトップなど、カジュアルすぎる服装は入店を断られる場合があるそうですが、実際はそんなに堅苦しくありませんでした。
たとえばサンダルは公式ではNGですが普通に履いている人が多かったです。ただ、リスクを考えるとちゃんとした靴を履くのが安全だと思います。
当サイト推奨の服装:Tシャツ+長ズボン(短すぎないスカート)+靴
入場料は?
外国人の入場は無料です。
ただしパスポートの提示が必要なので忘れないようご注意ください。
シンガポール人、永住権を保持する外国人は入場料がかかるので一緒に入場する際は注意です。
年齢制限は?
21歳からになります。厳重なパスポート入場管理が行われているため、残念ながら21歳の誕生日を迎えていない方は入場できません。
営業時間と場所は?
年中無休、24時間営業です。
所在施設 | Marina Bay Sands Hotel |
場所 | 10 Bayfront Ave, シンガポール 018956 |
アクセス | MRT BayFront駅 直通 |
公式サイト | https://www.marinabaysands.com/casino.html |
マリーナベイサンズのカジノ体験記!
現地に移住した友人とチャイナタウンでランチした後…、
マリーナベイサンズ・カジノへ!
1日目:いきなりの大負け
地下鉄ベイフロント駅から降り、カジノのクロークで荷物を預けて入場。
それなりに人がいて、入るまで並びます。わりと繁盛している??
カジノプロを目指したこともある自分だが、シドニーのThe Star以来なので実に1年ぶりのカジノ!!気分が高まってきた。
たびたび海外行ってはカジノへ行くのが趣味でもあり、一時期それで食える?と思った時期もあるほど、賭け事に関しては研究している。
プレイのメインは以前はバカラだったが運要素が強すぎるため、ビギナーズラック狙いの最初の1回しかやらなくなった。近は比較的フェアゲームができ、かつ楽しめるブラックジャックを主力にプレイしている。
というわけで、今回の戦略は・・・
- 最初に一回、バカラで150シンガポールドル賭けてビギナーズラック狙い。
- バカラは1度でやめて、あとはブラックジャックでコツコツ勝ちを積み重ねる。
以上、シンプルかつ堅実な戦略を立てた。
カジノは基本的に親(ディーラー)が有利なゲームばかりなので、下手に大金を突っ込むのはリスクが高すぎるのだ。その点も友人に説明した上、入店してまずバカラテーブルへ向かう。
初手はバカラにチャレンジ!しかし…
1階のバカラテーブルエリアは無数にあり、喫煙もできて今どき珍しいなと感じる所感。
勝つと賭け金が2倍になり、負けると賭け金を失う。シンプルなルールで1ゲームわずか数十秒で終わるため、大金を掛けるVIPに人気。
※『バンカー』と『プレイヤー』、どちらも架空の人物。
さて、盛り上がっているテーブルもあるが、入りにくいので1~2人が淡々とプレイしている台を探す。
見つけたテーブルは賭け金がS$150だったので、ここにターゲットを絞る。
中国人っぽいおばちゃんが1人で渋い顔してプレイしている。良い予感。
誰も賭けていなかったので、ここでとりあえず一発やることに。
ビギナーズラックを拾える気がしたので、プレイヤーに150投じる。
No more bet…と思ったら、おばちゃんがわたしに乗っかる形で200ドル大きく賭けてきた。
嫌な予感――脳内で警報ベルが鳴る。
引っ込めようかと思ったが時間的な余裕がなく、このままおばちゃんがカードを2枚めくることに。
おばちゃん、絵札と6で合計6。
バンカーは絵札と8で合計8。
あっけなくおばちゃん敗北。そして我々も…。一瞬で150ドルがバカラテーブルに飲み込まれた。
ふざんけんなよ!!
あれ最初の展開だと絶対勝てたと思ったのに、あのおばちゃんが乗ってきたせいでツキが消えたんだよ!!
と友人に愚痴る。
バカラは胴元(親)が有利な設定のゲームのため、負け込みやすい展開が多いと感じる。勝つためにはやはり、フェアなゲームをやらなければ…。
そんなこんなで、ぶつぶつ文句言いながら、我々はブラックジャックのテーブルに向かった。
ブラックジャックでリベンジを試みるも…
マリーナ・ベイ・サンズ・カジノのブラックジャックは25~50シンガポールドルの台がほとんど。
とりあえず損失となった150を取り戻すべく、50のレートのテーブルで淡々とブラックジャックに興じることになった。
ブラックジャックの基本ルール
- カジノディーラーが自分とプレイヤーにカードを配り、手札の合計数が「21」に近い方が勝ち
- 2~10までの数値はそのまま、K・J・Qなどの絵札は「10」、A(エース)は「1」か「11」
- 勝つと基本的に賭け金が倍になる
しかし…
50のテーブルで勝負するも、あっという間の2連敗でどん底へ向かうことになった。
この時点で、今日準備してきた手持ち250シンガポールドルをすべて溶かした。
うああああああああああああああああ
まだ戦いは終われない。ブラックジャックで負けを取り戻す
連れからは心配そうな顔をされたが、わたしは両替所に早足で歩いた。
カジノ内の両替所で5,000円を約60シンガポールに替えて、第二ラウンドのブラックジャック・テーブルへ向かう。
当初設定した以上に損が出そうだが、ここであっけなく引くわけにはいかない。ギャンブルは負け始めてからが勝負。ピンチはチャンス。野球は2アウトから…。
とりあえずツキが微妙なので、流れがこっちに来るまで25ドルのテーブルでちびちび賭けることに。
負けこんでる時にムキになって賭け金を倍にする…よくあるパターンだが、安易にレートを上げるのは推奨できない。
流れがよくなるのを待つのが得策…。
25で淡々と賭ける。最終的には手持ちは60ドルから100ドルぐらいまで戻った!
意外に勝てた理由はペアへのベット。
実は普通のプレイよりも、ペアを狙うと大きい。なぜなら、賭けた5ドルが12倍の60ドルになって戻ってくるからだ。
※手札が2枚つづけて同じカードになるとペアが成立する(例:「K」が2枚、「10」が2枚)
大きく負けこんでいたが、ペアが3回ぐらい当たり、それだけで手持ちが大幅に増えたわけだ。
「ペアって当たるんですね、コスパいいな!」
ゲームを観戦していた友人もペア戦術に唸る。
そう、ブラックジャックで勝ち越すには、ペアも同時に賭けることがキモ(だと個人的に思っている)。
ただ時間は案外 過ぎてきて、すでに17時をまわっていた。白熱している間に、入場から2時間も経過していたのだ。
さすがにプレイ時間が長くなりすぎるので、そろそろ終わりにしようという空気に。
「今日は大きく勝てる空気はないから、ブラックジャック*が出たら帰ろう」
そう宣言し、我々は賭け金2倍の50ドルのテーブルへ移動した。
レートを高くして大きく張る。
買っては負けての一進一退。
改めてテーブルを変えて勝負に挑んだ。
50ドルを賭ける。
カードが配られる。1枚目は「2」。2枚目は「9」で合計「11」。
え?ここにきて「11」――チャンス到来。
あと1枚引いて絵札(または「10」)が出れば「21」で最強カードになるという状況。
躊躇なく、チップを2倍にしてダブルダウンを宣言した。
ダブルダウンとは?
カードをあと1枚しか引かないことを宣言し、賭け金を倍にしてカードを引くことを『ダブルダウン』という。次のカードで勝てると確信した際に使われる。
「ダブルダウン!」
これで賭け金が50ドルの倍の100ドルに。勝つと200ドル手に入る。
ディーラーがカードを切った。
鼓動が早まるーー私は「ピクチャー!!(絵札出ろ)」と唸った。
結果、、、絵札。
「2」+「9」+「絵札(10)」で合計「21」の最強手札を手にし、100ドルを200ドルにした。
よっしゃああああああ!!!
わたしは喜びの雄叫びをあげた。
「うおーー!すごいですね!!これは気持ちいい勝ち方!」友人も嬉しそうに言う。
流れがこっちに来たーーさらにこの勢いでゲームを続けることに。
続けざまになんとA(「11」)+絵札(「10」)でブラックジャックが来た!
50ドルが125ドルになり、ペアで当たらなかった持ち分など考慮して最終的に手持ちは250ドルに。
「ブラックジャック出たら辞める」と宣言した通り、18時前に解散。
この日は
- バカラ:―150ドル
- ブラックジャック:+90ドル
で合計−60ドルで終わることになった、どん底から希望の光が見えてくる形で、後退りなくカジノを去ることができた。
・・・だが、まだ終われない。
2日目:再リベンジ!負けたままでは終われない!
翌日の土曜日15時、マリーナ・ベイ・サンズ・カジノへ再来。目的はもちろん、ブラックジャックでリベンジ!前日の-60ドルを必ず取り戻す!
気合いを入れて入場。土曜なので割と人が多い。これはいい空気。
結果、あっけなく最初から勝利。最低50ドルテーブルでも連勝し、ものの10分で+100ドルGET。
勢いに乗り、さらに5ドルかけたペアが2回も当たってしまい大儲け。やはり、ペアはオイシイ。手持ちの150ドルが一気に402ドルへ増えた。
しかし、経験的にいい調子はずっとは続かない。慎重になり、25ドルのテーブルへ戻ることに。そこでもちびちび賭けるが、なんとブラックジャックが3回も出てしまい、ツキまくり!
当たりすぎているので、もう大きな勝負控えなきゃという自制心が強く働き始める。
最終的にピーク時は手持ちが500ドルに。しかし、徐々に手持ちが380ドルまで減ってきたので、そろそろ潮時かなぁと思って退散。
一番最初の軍資金150ドルを380ドルにした状態で、今回のマリーナ・ベイ・サンズ・カジノ体験を終了することにした。
勝てるときはあっけないもので、1時間ぐらいでプレイ終了。昨夜は60ドル負けたが、この日は+230ドル。トータルで170ドルの勝ちとなった。
<マリーナ・ベイ・サンズ・カジノ戦歴>
- 初日(金)15~17時:-60SGD
- 2日目(土)15~16時:+230SGD
- 結果:+170SGDの勝利
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マリーナ・ベイ・サンズ・カジノの攻略法
以上の体験記を読んでいただき、カンのいい読者の方は気付いたと思うが、プレイする種目によってゲームの攻略方法が大きく変わってくる。
おすすめゲーム(ギャンブル)と勝ち方の戦略
結論から言うと、ブラックジャックのみやることをおすすめする。なぜなら、運任せではなく、自分の能力によって勝率を上げられるゲームのひとつだからだ。
1/2に一発賭けるバカラや大小などは手ごろで初心者でもプレイできるが、結局は運任せ。それより、自分の実力で勝利できるブラックジャックをおすすめする。
そしてわたしのようにペアを狙うと良い。確率は低いが、トータルで考えるとリターンは大きい。
そしてもうひとつ重要な点。ギャンブルには「流れ」というのが存在する。
- いい流れ
- わるい流れ
この2つだけだ。念頭に置いた上で、取るべき戦略はコレだ:
※もちろん、流れが一切来ず、ずっと負け越すこともある。ギャンブルに絶対はないので自己責任
ブラックジャックでもベーシックストラテジー(基本戦略)を暗記することは必至。暗記と経験によって、際どい局面のステイかヒットの判断の精度が高くなり、勝率が上がる。
結論を言うと、やるべき種目は、
ブラックジャック>>>ルーレット>大小>バカラ
その他のテーブルゲームはやったことがないので判断できないが、上記がわたしなりの結論だ。
大きく負けないためのコツ
大きく負けないためのコツは、1/2の運ゲームで不用意に100SGD以上賭けないことだ。ブラックジャックでも庶民は50シンガポールドル以下の賭け金にしよう。
25~50でちびちび賭けつつ、チャンスが来たら賭け金を2倍にしたり、ペアで大きく勝つ。これが最も堅実だと思う。(なお、一番堅実なのはそもそもカジノに行かないことだが。Haha)
以上、マリーナベイサンズに限らず、世界の他のカジノでも使えるノウハウでした。カジノに挑もうとしている皆様の参考になれば幸いです。
Good Luck
この記事を書いた人
20代で海外ノマドの思想を実体験と共に綴っていた『ランドオブハードボイルド』筆者。2011年から本格的に世界へ飛び出し、台湾・中国・東南アジア~インド、EU、イギリス、カナダまで30か国以上訪問。世界中のカジノでセミプロとして活動していた実績もあり。現在はその豊富な経験を活かし、都内で為替&ビットコイントレーダーとしてコッソリ活動中。
TK カジノ戦歴
2017年10月:バンクーバー中心地のカジノ Parq Vancouver
2017年9月:ロンドン、カジノhippodrome 日記(1) 8月編
2017年5月:Macau Life 2017 MAY(1)
2014年6月:ソウル ハードボイルドブロガー、バカラにハマる