海外旅行先で必ず知っておきたい支払い方法ですが、シンガポール国内での支払い方法について皆さんは知っていますか?本記事では、シンガポールの支払い方法・クレジットカード事情について紹介します。
シンガポールの支払い方法
シンガポールのキャッシュレス化は急速に進んでおり、主にクレジットカード、デビットカード、交通電子マネー、QRコード決済などが主流です。
中でもクレジットカード&デビットカードでの決済は当たり前になっており、ショッピングモールやコンビニ、レストランやカフェなど様々な場所でキャッシュレス決済が行われいます。
また、最近ではグラブペイ(Grab Pay)と言ってGrabアプリからQRコードをスキャンするだけの支払い方法なども広まっています。
よく耳にする「NETS」や「Pay Now」とは?
ネッツ(NETS)は、クレジットカード決済などに対応していないお店でも利用できる、キャッシュレスの決済方法です(デビットカード)。こちらはシンガポールの銀行口座を持っている人のみ利用でき、決済時にすぐに口座から代金が引き落としされます。
*交通系ICのEZリンクカード、プリペイド式のNETS Flash Payを購入すれば観光客でもNETSでの支払いができます◯
ペイナウ(Pay Now)は、シンガポールの携帯番号を利用して送金できるサービスのことで、国民の約8割の人が日常的に利用しているのだとか!こちらはシンガポール国内のみ利用可能で、国内で銀行口座を持っていることが必須なので、観光客の皆さんは利用することができません。
ペイラ(PayLah!)も同じように個人間で送金ができるシステムですが、こちらはシンガポール大手の銀行DBSで口座を持っている人のみ利用可能です。
シンガポールで使えるクレジットカードの種類
シンガポールで主に利用されているクレジットカード・デビットカードの種類は以下です。
- VISA
- Master Card
- American Express
- JCB
もちろん日本のカード含め海外のクレジットカード・デビットカードも利用できますが、VISAかMaster以外のブランドだと対応していない店舗は多々あるようです。シンガポールで主流のブランドはVISA、Master Card、そして上記で紹介したNETSになります。
また、NETS Flash Payというチャージ型のプリペイドカードを購入すれば、国内のNETSのみ対応店舗でも支払いが可能です。他にも、EZ-link Cardといった交通電子マネーでも支払いができるお店は沢山ありますよ。
シンガポールのATMで現金を下ろせる?
シンガポールのATMですが、日本など海外のクレジットカード(デビットカード)を利用して現金を下ろすことは可能です。特にショッピングモール、MRT駅内、ガソリンスタンドなどでATMを見つけることができ、チャンギ空港の到着ターミナルにももちろんATMがあります。
以下がATMのキャッシングが可能なブランドです。
- VISA、VISA Plus
- Master Card
- JCB(CirrusマークがあるATMのみ)
- Union Pay
American Expressが使えないATMが多いそう。念の為、やはりVISAかMaster Cardを持っておくと安心ですね!また、海外キャッシング付帯のクレジットカードや国際キャッシュカードなどを持っている場合も、問題なく使うことができると思います。
シンガポールで現金しか使えない場所
続いてはシンガポール国内でカードでの支払いができない、現金しか使えない場所を紹介します。
ホーカーセンター
ホーカーセンターは、屋台が集うフードコートのようなもの。こちらでは格安でシンガポールのローカル料理や東南アジア料理を楽しむことができ、主にローカルの方が日常的に利用しています。
屋台や個人経営などの小さなお店
ホーカーセンターと同じように、屋台や個人経営の小さなお店では現金のみ対応という場合が多いです。また、念の為個人経営などの小さなお店ではカード払いが上手くいかないことも考慮して、やはり少しでも現金を用意しておくのをおすすめします。
Pay NowやNETS対応のお店
中には、キャッシュレス決済に対応しているお店でもPay NowやPay Lah、NETSのみ対応のお店がいくつかあります。シンガポールの銀行口座を持っていない人はこれらの決済方法は使えないため、現金での支払いがマストです。
プラウビン島など、本島以外へのプチ旅行
意外と知られていないですが、シンガポールは本島以外にもプラウビン島やコニーアイランドなど、いくつかの小さな島があります。小さな島々までは自転車や歩いて、または小さなボートで行くことが出来ますが、支払い時に現金は必須です!
自転車のレンタル、ボートの乗車料金、プラウビン島内で飲み物を買うときなどカードが使えないことがほとんど。せっかくの島への探検を楽しむためにも、現金は必ず用意してから行きましょう。
シンガポールでの支払い方法注意点
最後に上記を踏まえた上で、シンガポール観光の際の支払い方法について注意点をまとめました。
デポジットはカード払いがメイン
ホテルやレンタカーなどのデポジットはカード払いがメインとなります。シンガポール観光の際は、必ず1枚はクレジットカードまたはデビットカードを用意し、デポジットの支払いに備えましょう。
カード払いにより手数料が発生する場合も
一方で、タクシーなどではカードで支払いすることで手数料を取られる場合があります。カード払いの際は手数料10%上乗せなので、タクシーを利用する際には現金で支払うことをおすすめします。
シンガポールのタクシーの乗り方については、こちらの記事「シンガポールでのタクシーの乗り方と料金」を参考にしてください。
バス・地下鉄はICカードを購入してお得に
MRT(地下鉄)やバスを利用する場合、交通電子マネーのEZリンクカード(EZ-Link Card)やシンガポール・ツーリストパスを利用することで乗車料金がお得になります。また、クレジットカードをICカードのようにタッチするだけでもOKです。どんどん便利になっています!
キャッシュレス決済は観光客は使えない場合も
ペイナウ(Pay Now)やネッツ(NETS)などは、上記で紹介した通り観光客の皆さんが使う機会は少ないかと思います。ほとんどのお店でVISAやMasterなどは利用できますが、キャッシュレス決済ができるお店でもたまにPay Nowなどしか対応していないお店があるので注意してくださいね。
新型コロナの影響で増えるコンタクトレス決済
最近では、新型コロナ対策としてコンタクトレス決済を積極的に利用しているお店が増えています。例えば、レストランやカフェでは座っている席からQRコードを読み取りメニューを見たり注文することができるんです。そのままカードの情報を入力して、オンライン上での支払いが可能です。
まとめ
以上、シンガポールの支払い方法・クレジットカード事情でした。キャッシュレス決済が急速に広まっているシンガポールですが、現金のみ受け付けているお店もまだまだあるシンガポール。
VISAかMasterのクレジットカード最低1枚を持って行き、必要な分の現金を現地ATMからキャッシングするのがおすすめですよ。
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