みなさん、こんにちは。シンガポール企業に現地採用として就職したSaraです。
さて、突然ですが、
英語力
これは多くの方にとって、海外就職・転職の障壁となるものベスト3位以内にはランクインするのではないでしょうか。
「シンガポール(もしくは海外)で働きたい!でも、英語苦手だから無理かも・・・」と転職を断念する人は少なくないはず・・・
しかしそんな皆さんに朗報です。
\英語が大して話せない私でもシンガポールで就職し、生活できています。/
さらに言うと、シンガポールは英語が全く話せなくても、何とかなります。
この記事では、シンガポールで就職(転職)活動するにあたって、どのくらいの英語力が必要なのかを実際に住んでいる私が紹介していきます。
シンガポール就職(転職)は英語力ゼロでも可能!
さっきも書いた通り、英語力が低くても(もしくは全く話せなくても)、シンガポールで就職することは可能です。
なぜなら、応募する職種や企業によっては英語を必要としないからです。全部日本語でOKの求人もあります!
シンガポールで英語が喋れなくても就職できる職種
- カスタマーサポート
- 日系企業の事務
- 日本食レストランのスタッフやマネージャー
- 対日本人の営業(不動産、金融、キャリアアドバイザーなど)
- 日本のマーケット向けにサービスを提供しているIT企業
上記の職種は英語が話せなくても就職可能な場合が多いです。
ただ、注意しないといけないのが、これらの職種でも応募前に英語を使わないといけない局面がいくつかあります。
シンガポール就職(転職)で英語力が必要な場面
シンガポールで就職・転職活動するにあたって英語が必要になる場面。それは・・・
- 英文の履歴書(レジュメ)
- エージェントの英語力チェック
の2つです。
詳しく説明していきますね。
英語の履歴書(レジュメ)の作成
前回の記事『20代現地採用の女性がシンガポールに就職した方法』でも書きましたが、エージェントに登録したり企業に応募するには”英文の”レジュメ(履歴書)が必要になります。
具体的に記載する内容は、
- PERSONAL INFORMATION 生年月日や住所などの基本情報
- EDUCATION 学歴
- QUALIFICATIONS 応募条件や資格
- SUMMARY 職歴やスキルの要約
などです。
分量は大体ワード(Microsoft Word)で1ページ~2ページ分くらいに収めるのが良いです。
なぜなら、企業の採用担当も忙しいのでダラダラと長い文章を書いてしまうと「仕事ができない」と思われてしまうから。できるだけ簡潔にまとめるようにしましょう!
英語が苦手な場合の履歴書の書き方
英語が苦手な方でも、ネットにあるような型(テンプレート)に当てはめれば比較的簡単に作成できます。
テンプレートを公開しているサイト
なお、履歴書の英語が合っているか心配な方は以下のいずれかで確認してもらうことも可能です!
英語履歴書の添削方法
- 英語が堪能な友人にレジュメを見てもらう
- 転職エージェントを利用するなら担当者に見てもらう
- ココナラで500円程度から添削してもらう
関連記事:シンガポール就職のススメ!転職の条件・方法・ビザなど徹底解説
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転職エージェントによる英語力チェック
転職エージェントを通して就職先を探すのであれば、希望する仕事が英語を使わないものであっても、英語力チェックを受ける必要があります。(エージェントによっては必須でないところもあります!)
聞かれる内容は比較的簡単で、
- 自己紹介
- 学生時代にどんなことをしていたか
- シンガポールに行きたい理由
- シンガポールに行ったことがあるか
- その時どう感じたか
などを会話形式で行う形となります。
ここでの結果をもとに、自身の英語力に合った求人を紹介してもらうことが可能です。
つまり、「この人の英語力は問題ないな」と判断された場合は英語力を必要とする仕事も紹介してくれます。逆に、「英語が苦手」と判断された場合には、日本語しか基本的に使わない仕事を案内してもらうことになります。
もちろん、チェックであってテストではないので話せなくてもOKです。でもどうせなら高い評価をもらいたいですよね。
ポイントは、
何を答えるかではなく、相手が言っていることをきちんと理解すること
です。
例えば、聞き取れないときは、分かったふりをせず、ちゃんと聞き返しましょう。
ここで魔法の言葉を紹介します。
「Sorry, I could not hear your voice clearly.(すみません、あなたの声があまり聞こえませんでした。)」
理解できなかった場合は自分の英語力ではなく、あくまで電波が悪くて聞き取れないていを装います(笑)
私はこれを3質問に1回くらいのペースで繰り出していたので、ひょっとするとバレていたかもしれません。が、なんとか現地の企業に内定をいただき就職することができました。
ただし、英語力意外にもシンガポールの文化に適用できる能力や資金力も必要になってきます。(物価が高い国なので)。詳細は以下の記事からお読みください!
私のシンガポール就職活動 体験談。日系は英語不要!
面接や実務でどのくらい英語が必要かは、正直企業と職種によります。英語が必須のものから、全て日本語で行えるものまで、さまざまです。
ここで、私が過去に面接を受けた企業から、日系企業と外資系企業の2社をピックアップして事例を紹介したいと思います。
A社 日系企業の対日本人の営業職
1次面接(=最終面接):日本人による日本語の面接
対日本人の営業かつ上司も日本人のため、「英語がどのくらい話せるか」など全く聞かれませんでした。「英語話せるなら、他の仕事もまかせるけど、まぁ話せなくても何も問題ないよ~」とのことでした笑。
B社 外資系企業の対日本人の営業職
1次面接:ローカル社員による英語の面接
対日本人の営業ですが、研修や社内でのコミュニケーションは全て英語で行われるため、面接というよりは、英語でコミュニケーションが取れるかどうかのチェックといった感じでした。
最終面接:日本人による日本語の面接
英語チェックを乗り越えた後は、日本マーケットのマネージャーをしている方との日本語での最終面接でした。
A社に関しては、英文レジュメの提出もなく、求人票も日本語だったため、内定をゲットするまでの過程で英語を全く使っていません。
でもこういう会社は、探せばあります。
参考動画:シンガポール就職って英語力必要?現地採用が正直に答える
まとめ
シンガポールではどんな仕事がしたいか、どんなポジションにいきたいのかで求められる英語力は全く異なります。ですが、英語が話せない人でもウェルカムな求人は意外にも結構あるのです。
そしてその場合、英文のレジュメさえ提出すれば、英語を一切使わずに就職・転職活動をすることもできちゃいます。
もちろん、英語ができないと選択肢は減ってしまいますが、まずは日本語OKな仕事からスタートして、英語力が身についたタイミングで転職!というパターンもよく耳にします。
(そしてシンガポールは、転職で給与UPしやすいそうです…!)
「英語力に自信がないから無理かも・・・」と、シンガポール転職を諦めている方は、まずは一度、どんな求人があるのかチェックしてみても良さそうですね!