「シンガポールに住むことになった」
「シンガポールに移住したい」
でも「英語ができない(話せない)から不安」。あなたはそう思っていませんか?
結論からいうと、シンガポールは英語力が低くても生活できます。安心してください!
ただし、英語が必要な場面とそんなに必要としない場面が存在します。
この記事ではシンガポールでの英語力に不安を感じている方向けに、
- どういった場面で英語が必要になるのか
- 現地でのおすすめの英語勉強方法
を主に紹介します。
シンガポールで生活するために必要な英語力はそこまで高くない
さきほどいったとおり、英語力が低くてもシンガポールで生活は可能です。実際、私は英語が得意ではありませんが、家をさがしたり、スーパーで買い物したり、なんとか日常的な生活が営めています。
とはいえ、やはり英語を使わないといけない場面もいくつかあります。
英語力が必要な場面
携帯、銀行の口座、家など、何かしらの契約をする際は英語が必要になります。そして、それなりの英語力がないと思い違いがあったり、不利な条件で契約させられる場合もあるので注意が必要です。
携帯(SIMカード)の契約
シンガポールに住むのであれば、現地の携帯キャリアの契約は必須ですよね。
私はプリペイドタイプのSIMカードの契約をしましたが、なぜか支払いもしていないのに携帯が使えるようになりました。
どのタイミングで請求され、どうやって支払いをするのかも何一つ分からず、いつの間にか店員さんに「Finish! 」と言われて帰されたのです。
その場で分かっているふりをしてやり過ごすことはできます。でも後になって、よく分からないプランやオプションを付けられていた…なんてことがあれば困りますよね。
英語力に自信がない方は、
- 友人などにおすすめプランを聞く
- 事前にキャリアのウェブサイトをチェックして、契約したいプランの目星を付ける
のいずれかで決めのがおすすめです。
ちなみに、シンガポールの携帯キャリアで有名どころは
- Singtel
- m1
- Star hub
です!
編集長の一言
右も左もわからない方向けに、編集長が契約しているプランをご紹介します。キャリア会社は『m1』、プランは『mySIM(3)20 Plan』です。毎月15GBのデータ、100分の通話、100回SMSがついて基本料金S$20程度(約1,800円)。国外の際も追加料金を支払うと瞬時にデータが使用でき、旅行・出張が多い方にもおすすめです。不満は一切ありません。
銀行口座の契約
これまたヘビーな契約です。でもシンガポールはとても便利で、ネットだけで口座が開設できちゃいます。つまり英語を喋らなくとも銀行口座が簡単に開けちゃうんです。
シンガポールの主要銀行にはDBS、OCBC、HSBC、CitiBankなどがありますが、私は最もメジャーなDBSで銀行口座を開きました。
しかも所要時間は10分から15分程度。住所や電話番号を証明する書類やパスポートの写真などアップロードする必要ありますが、ウェブでの操作も簡単です。わからない単語があれば翻訳機能を使えば大丈夫!
申請から1~2週間くらいでカードが手元に届いたので、シンガポールの合理的かつスピーディな対応に感動しました。
しかも申請するのに英語をいっさい喋らなくていいのは嬉しいですよね!
家の契約
銀行口座の開設とは異なり、家の契約は高い英語力を必要とします。なぜなら、内覧の設定から条件の交渉まで、基本的にすべて英語で行う必要があるからです。
最もスタンダードな家の探し方は、
- Property Guruなどの賃貸・売買サイトにアクセスする
- 気になった家を見つけたら内覧の連絡をする(だいたい家主の間にエージェントがいるので、その方とやり取りします)
- 内覧に行く
- 条件を固め、契約
- 入居
英語ができないと有利に契約を進めるのが難しいですし、時間もかかってしまいます。交渉の仕方など文化的な違いもあるので少し苦労するかもしれません。
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でもご安心を。英語が苦手な方は『シンガポールお役立ちウェブ』など在星日本人のための掲示板を使えば、全て日本語でやりとりを行うことも可能です。
英語力が不要な場面
契約関連を乗り越えると、あとはほとんど英語は使わないと思います。例を挙げると…
スーパーでの買い物
スーパーでの買い物中に英語を話す機会といえば、お会計する際の
「支払い方法は?(Pay by)」
「レシートいりますか?(Receipt?)」
「袋いりますか?(Need a bag?)」
程度ですが、これはイエスとノーが言えたら何とかなります。そして、もはや店員さんも何も聞いてこないことも多々あります笑。
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レストラン
レストランでも似たような感じです。
オーダーする際に、店員さんとのコミュニケーションが必要になりますが、メニューを指差しすれば問題ありません。
もちろん、イベントに参加したり、ジムやヨガなどの契約をすると英語で説明を受けることになります。ですが最低限の生活を送る上では特段、高い英語力は必要としません。
移動
地下鉄やバスなどの公共交通機関のルートはアプリやGoogle Mapを使えばすぐに調べられるので英語が喋れなくてもOKです。
タクシーも配車アプリを使えば、一言も喋らずに目的地まで連れて行ってもらうことができます。
ちなみに、Grabというアプリなら加盟飲食店のデリバリーも低料金でしてくれるので本当に便利です!
関連記事:在住者が教えるおすすめタクシー配車アプリ
シンガポールで英語を勉強する方法【実体験】
ここまで、「英語が使えなくても何とかなる!」という話をひたすらしてきましたが、とはいっても、せっかく海外で働いて暮らしていくなら英語は習得したいですよね。
そこで、3つほど誰でも簡単にはじめられる英語の勉強法をご紹介させていただきます。これらはシンガポールに引っ越したあとでもOKな内容です!
職場の外国人に積極的に話しかける
シンガポールは多民族国家。国に住む外国人の割合も3割程度なので外国人に寛容な人が多いです。
そういった国ですので、英語が得意でなくても大丈夫。積極的に話しかけてみましょう!
英語を喋れるようになるには場数をできるだけたくさん踏むのが大事だと思っています。
日本ではそれが環境的にむずかしいですが、シンガポールは毎日が英語生活。積極的に活用しましょう!
Meetupのイベントに参加する
Meetup(ミートアップ)というイベントに参加するのもおすすめです。
Meetupは世界中で2,700万人以上が参加している、共通の地域や興味に関するコミュニティを簡単に始め、運営することを可能にするプラットフォームサービス。 インターネットを通じて地域の似たような興味を持っている人への告知を行うことで、同じような興味を持っている人との交流をすることができる。
簡単に言うと、似た趣味を持った人達と会える無料のプラットフォームです。
私も前回、「Mundo Lingo Singapore」という、世界各国に拠点のある有名なLanguage exchangeのコミュニティに参加してきました。
すごく人見知りなので、はじめこそソワソワしていましたが、主催者も参加者もとにかく気さく!息つく間もないくらい、たくさんの人から話しかけてもらえました…!
シンガポールには私が今回参加したようなLanguage exchange(言語交換会)のコミュニティはもちろん、
- 先生を目指している方が無料で英語を教えてくれるセミナー
- みんなでお酒を飲みに行くコミュニティ
- 朝活イベント
などなど、英語の勉強にはもってこいなイベントがたくさん!ぜひ一度参加してみてください。楽しく英語のスキルアップができますよ!
Netflix(ネットフリックス)に登録して海外映画を英語字幕で見る
私は日本でAmazonプライムに入っていましたが、どうやら海外からのアクセスは規制されるようで…。
そこで新たな暇つぶしとしてNetflix Singaporeに登録してみたのですが字幕で映画を見ると結構英語の勉強になるんです。
私は一度見たことがある映画や、内容が簡単そうなものからトライしています。(世界的に人気の「ストレンジャー・シングス」が私のおすすめです!)
ちなみにお値段は、一番安いプランで1か月10.98シンガポールドル(約880円)。
まとめ
海外生活・移住 = 英語力が必須
という風に思われがちですが、意外と英語を使う局面ってそんなに多くないんです。
もちろん、どんな仕事をするかにもよりますし、どれだけ現地に溶け込んだ生活をしたいかにもよります。ですが現実として、英語が話せなくてもシンガポールでバリバリ働いている人はたくさんいます。
関連記事:【就職編】シンガポールで現地就職するために必要な英語力はどのくらい?
「シンガポール(海外)で働きたいけど、英語があまり話せない・・・」とはじめの一歩が踏み出せないでいる方は、一度転職エージェントに登録をして、まずは気軽に話を聞いてみてはいかがでしょうか。