今回はホーカーズの中でも「名店が集まる」と評判の『オールド・エアポートロード・フードセンター(Old Airport Road Food Centre)』に行ってきました!
こちらはシンガポールの中心部から少し外れた場所にある大規模なホーカーズ。アクセスが少々悪いためか観光客は少なく、地元民で賑わいます。
この記事では
- 人気店&おすすめ店
- オールドエアポートフードセンターの概要
- アクセス(行き方)
をご紹介していきます。
オールドエアポートロードフードセンターの人気&おすすめグルメ・屋台
それではさっそくグルメの宝庫、オールドエアポートロードフードセンターの人気&おすすめグルメをご紹介します。
オールドエアポートロードフードセンターは150店舗以上の屋台が入っているホーカーズ。とても広いため、お目当ての屋台を探すのが少し大変です。
気になったお店の「屋台番号」の下3桁(例:#01-○○○)を覚えておき、そちらを頼りにお店を探すようにしましょう。
ホーカーズが初めて?注文方法や席のとり方などをご紹介したこちらの記事をチェック!
シンガポールグルメを代表する『ホーカーズ(Hawkers)』。もともとは路上に屋台があったのですが、衛生面の問題からひとつの場所に集合させたのが始まりです。現在は100以上のホーカーズがあるとされていて、シンガポールを象徴する食文化になって[…]
Xin Mei Xiang Lor Meeのローミー
まず初めは赤い看板が目印の「Xin Mei Xiang Lor Mee」のローミー(小サイズで4SGD、約320円)です。
Lor Mee(ローミー)は八角などのスパイスが効いたとろみのあるスープが特徴の麺料理。黄色い平麺が入った、シンガポール人に愛されている地元食です。
こちらのローミーは、シンガポールの中でも1番美味しいと言われている超人気店。お昼には売り切れてしまうことが多いため、遅くともランチタイムの前から並ぶ必要があります。
一口食べてみると、コシのある麺に酸味の効いたスープがとても絡み、大変美味。トッピングには白身魚、卵、パクチー、豚肉もたっぷりと入っていて、満足度の高い一品です。
ローミーの麺は平麺以外にも平たい米麺のクイティオやビーフンも選べますが、初めての場合はオリジナルの平麺がおすすめです。
名称 | Xin Mei Xiang Lor Mee |
営業時間 | 6:00〜14:00(日・月・火) 7:00〜14:00 (水・金・土) |
定休日 | 木曜日 |
屋台番号 | #01-116 |
Roast Paradiseのチャーシュー
Roast Paradaise(ローストパラダイス)はマレーシア・クアラルンプール式のローストポークを提供する人気店。
店主はクアラルンプールで4ヶ月修行してからオールドエアポートロードフードセンターにてこちらの屋台をオープンさせました。
11時の開店に間に合わせるため、毎朝5時から仕込みをしています。手間ひまかけて作られたローストポークとチャーシューは唸るほどの美味しさ。
看板メニューのチャーシューは外側が美しい赤色で、驚くほどジューシー。一瞬で虜になること、間違いありません。
ローストポークも皮は炭火が香り、パリパリとした食感が病みつきになります。
名称 | Roast Paradise |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
定休日 | 月曜日 |
屋台番号 | #01-122 |
Albert Street Prawn Noodlesのプローンミー
Albert Street Prawn Noodlesはプロウンミー(エビ麺)の人気店です。エビは注文してから生の状態から茹で上げるので鮮度抜群!
麺はコシが強く、海老ミソがたっぷりと使われたスープによく絡みます。
日本のラーメン同様、シンガポールのプローンミーはスープが一番評価されるポイント。Albert Street Prawn Noodlesのスープは海老と豚の旨味が見事抽出されており、ごくごくと飲めてしまうほど美味しいです。
名称 | Albert Street Prawn Noodles |
営業時間 | 10:00〜3:00 |
定休日 | 木曜日 |
屋台番号 | #01-10 |
Freshly Made Chee Cheong Funの腸粉
Freshly Made Chee Cheong Funの腸粉(ちょうふん)はオールドエアポートロードフードセンターに来たら絶対頼んでおきたいグルメです。
腸粉は薄いお米の生地が主材料の料理。具材はチャーシューやエビが選べます。
こちらの腸粉は生地がとても薄く、エビもぷりぷりです。ひとつひとつ手作りで作られた腸粉はシルキーで優しい食感。甘辛い醤油ソースが生地によく絡みます。
名称 | Freshly Made Chee Cheong Fun |
営業時間 | 7:00〜20:00 |
定休日 | 月曜日 |
屋台番号 | #01-155 |
Nam Sing Hokkien Fried Meeのホッケンミー
名店が集まるOld Airport Road Food Centreの中でも特に人気なのがこの「Nam Sing Hokkien Fried Mee(南星福建炒蝦麺)」のホッケンミーです。
ホッケンミーとはシンガポールやマレーシア版の焼きそば。麺はビーフンと中太の卵麺の2種類が使われ、小エビ、イカ、炒り卵、もやしなどの具と一緒に炒められます。
一口食べた瞬間に、エビやイカを始めとした魚介類の旨味がブワッと口の中に広がります。
名称 | Nam Sing Hokkien Fried Mee |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日 |
屋台番号 | #01-32 |
Fu Cheng Shi Pinのポピア
ニョニャ料理を代表するPopiah(ポピア)を提供するお店「Fu Cheng Shi Pin」。
シンガポール版の生春巻きみたいなもので、ピーナッツ・きゅうり・切り干し大根など様々な具材がぎっしり詰まっていて食べた時の食感がクセになります。
油が控えめでお肉も使われていないためとてもヘルシー。甘辛いダークソースが味の決め手です。
ポピアを始めとしたニョニャ料理について詳しく知りたい方はこちらの記事『シンガポールのおすすめニョニャ料理をハーフが厳選』も合わせてご覧ください。
Junkoこんにちは!シンガポール×日本のハーフJunkoです。今回、私が紹介するのがシンガポールの伝統料理、プラナカン料理(ニョニャ料理)です。プラナカン料理はマレーシアと中国の文化が融合してできた料理なの[…]
名称 | Fu Cheng Shi Pin 富城食品 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
定休日 | 不定休 |
屋台番号 | #01-94 |
Lao Ban Soya Bean Curdの杏仁豆腐
オールドエアポートロードフードセンターでデザートを食べるならLao Ban Soya Bean Curdの杏仁豆腐(2.20SGD)がおすすめです。
シンガポールの一番人気のホーカーズ『マックスウェル・フードセンター』にもありますが、ここオールドエアポートロードフードセンターでもお馴染みの味が楽しめます。
特徴は驚くほど柔らかくシルキーな食感。口に入れた瞬間にとろける杏仁豆腐は必食です。
写真では伝わりづらいので、ぜひこちらの動画の9:50~から杏仁豆腐がほろほろと崩れる様子をご覧ください。
名称 | Lao Ban Soya Bean Curd |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
定休日 | 月曜日 |
屋台番号 | #1-107 |
Geylang Lor 20 Banana Frittersの揚げバナナ
こちらは揚げフルーツの専門店「Geylang Lor 20 Banana Fritters」です。揚げフルーツは日本では馴染みがありませんがシンガポールでは根強い人気があります。
定番の揚げバナナは1本丸々揚げられており中身は熱々ホクホク。かんだ瞬間、バナナの香りがブワッと口いっぱいに広がります。熱されたバナナ特有のクリーミーな食感がたまりません。
シンガポールを代表するフルーツ、ドリアンとジャックフルーツも揚げられるとより香りが豊かになります。
名称 | Geylang Lor 20 Banana Fritters |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
定休日 | なし |
屋台番号 | #01-57 |
Nyonya Chendolのチェンドル
たらふく食べたら、最後にシンガポールを代表するデザート『チェンドル』で締めましょう!ここNyonya Chendolはマレーシアのマラッカ流の具材たっぷりのチェンドルを提供しています。
荒く削られた氷の上に以下のトッピングが乗っています。
- あずき(コーンやドリアンにも変更可能)
- パンダンリーフで着色された緑色の米粉ゼリー
- ココナッツミルク
- グラ・マラカ(ヤシの樹液を原料にして作られた黒糖)
他店よりゼリーが長いため、よりツルツルの食感を楽しむことができます。
シンガポール人にとっては定番のデザート!ココナッツの風味とグラマラカの甘さがうまくマッチしてとても美味しいですよ。
名称 | Nyonya Chendol |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
定休日 | 木曜日 |
屋台番号 | #01-115 |
オールドエアポートロードフードセンター(Old Airport Road Food Centre)の基本情報
オールドエアポートロードフードセンターの名前の由来は過去の空港にあります。
「オールドエアポート(旧飛行場)」という文字が入っている通り、この辺りには1937年にシンガポール初の民間飛行場として開業した旧カラン空港が存在していました。
しかしその歴史は短く、1955年にパヤレバー国際空港が開業したと同時に18年の歴史に幕を閉じたのです。
その後、1973年にオールドエアポートロードフードセンターがオープンし、美食を求めた地元民で賑わうようになりました。
場所・行き方・アクセス
オールドエアポートフードセンターの住所は「Block 51, Old Airport Rd, Singapore 390051」です。
地下鉄でアクセスする場合:
Dakota MRT(ダコタ駅)から徒歩3分のルート
- オレンジのサークル・ライン「ダコタ駅」(Dakota MRT)で下車
- B出口を出る
- 真っ直ぐオールドエアポートロードを3分ほど歩く
- ホーカーズが見えたら道路を横断して到着
地下鉄の乗り方はこちらの記事を参考ください:地下鉄(MRT)完全ガイド
シンガポール旅行の際に恐らく最も利用するであろう交通手段が電車(地下鉄MRT)です。乗り方は日本と大きな差はありませんが、チケット(乗車券)の種類が複数あったり、料金が異なったり…渡航前にチェックしておくべきポイントがいくつかありま[…]
※MRT Mountabatten(マウントバッテン駅)からもアクセスできますが、6分ほど多く歩く必要があります。
※現在地によっては、バスやタクシーでアクセスしたほうが楽な場合もあります。Google Mapなどの地図アプリを使ってルートを確認してみてください。
※「価格が間違っている」「お店はもう閉店している」など、記載内容に誤りがある場合は『記事修正リクエスト』からご連絡ください。