シンガポールのチャイナタウンに存在する巨大ホーカーズChina Town Complex(チャイナタウン・コンプレックス)。260店舗以上を構える、シンガポール最大のホーカーズです。
中心地からのアクセスがよく、China Town MRTからわずか徒歩3分程度。多数のミシュランガイド掲載店を気軽に味わえるグルメの宝庫として、観光客だけでなく地元民にも昔から愛されています。
この記事ではチャイナタウンコンプレックスの概要、アクセス(行き方)、人気店、おすすめ店などをご紹介していきます。
▶動画で見る:チャイナタウンコンプレックスおすすめグルメ
チャイナタウン・コンプレックス・ホーカーズの基本情報
名称 | China Town Complex Food Centre(チャイナタウンコンプレックス・フードセンター・ホーカーズ) |
営業時間 | 店により異なる(大体11:00~22:00) |
住所 | 335 Smith St, シンガポール 050335 |
アクセス | チャイナタウン駅から徒歩2分 アウトラムパーク駅から徒歩6分 |
営業時間は店舗によりけりですが、11:00〜19:00までに行けば大体のお店が営業しています。
なお、チャイナタウンコンプレックスは実はホーカーズだけの施設ではありません。
- 地下1階:ウェットマーケット(野菜、果物、肉などの市場)
- 1階:お土産屋、衣服屋など
- 2階:ホーカーズ(屋台街)
このような構成になっているため、一通り歩いて見て回るのも楽しめます。2階のホーカーズに有料トイレがあります。
とても広く迷いやすいため、これからご紹介するお店に伺う場合は以下を参考にしてください。
お目当ての店舗の探し方
- お店の番号を覚えておく(例:#02-〇〇〇)
- ホーカーズ内にある地図を参照し、お店に行く
チャイナタウン・コンプレックス・ホーカーズの人気&おすすめグルメ
チャイナタウン・コンプレックスの人気&おすすめグルメをご紹介していきます。実際に行かれる場合はお店番号を控えておくことをおすすめします。
ホーカーズが初めて?注文方法や席のとり方などをご紹介したこちらの記事をチェック!
シンガポールグルメを代表する『ホーカーズ(Hawkers)』。もともとは路上に屋台があったのですが、衛生面の問題からひとつの場所に集合させたのが始まりです。現在は100以上のホーカーズがあるとされていて、シンガポールを象徴する食文化になって[…]
ホーカーチャン(Hawker CHAN)のチキンライス
まずはじめに紹介するのはチャイナタウンコンプレックスのホーカーズ内で1番の大行列を作っている『ホーカーチャン(Hawker CHAN)』のチキンライスです!(屋台番号:#02-126)
ホーカーチャンはミシュランガイドシンガポール2016年版にて、屋台料理(ホーカーズ)として世界初のミシュラン1つ星を獲得。以降、今年含め4年連続で星を保持しています。
現在はジャカルタ・ロンドン・メルボルンにも進出。世界一安くて気軽に行けるミシュラン星付き屋台として話題になっています。
ぼくは今回、お昼のピーク時を過ぎた平日の午後1時に行ったのですが、それでも周りを圧倒するほどの行列ができていました。
結局30分並んでお目当てのチキンライスにありつくことができました!
こちらがHawker CHANのチキンライス『Soya Sauce Chicken』(S$2.8)です。このボリュームで250円以下はとっても安い!
さて早速食べていきます。
気になるお味ですが…あれ?お米にチキンの味と香りがしません。
食べて初めて気づいたのですが、ホーカーチャンのチキンライスはシンガポールでよく食べられる海南鶏飯(ハイナン・チキンライス)とは全くの別物。
海南鶏飯はお米を鶏のダシで炊くので、味わい深く香りも良いのですが、ホーカーチャンの場合はただの白米。普通のチキンライスと思って食べると面食らいます。
お米はひとまず置いておいて、チキンを食べてみましょう!
チキンは柔らかく、味付けもしっかりしていて美味しい!定番のチリソースとダークソーヤソースにつけて食べるとより味わい深くなります。
チャイナタウンコンプレックスの一番の人気店ですが、正直30分並ぶほどの価値はありません。
チキン自体の味は悪くないのですが、似た料理を食べるならマックスウェル・フードセンターにある『天天海南鶏飯』かそのお隣の『Ah Tai』のチキンライスの方がおすすめです。
名称 | Hawker CHAN(ホーカーチャン) |
営業時間 | 10:30 〜15:30 |
定休日 | 水曜日 |
屋台番号 | #02-126 |
Lian He Ben Jiのクレイポットライス
こちらは地元民に大人気、広東風の伝統的なクレイポットライスがいただける『Lian He Ben Ji Clay Pot Rice』です。(屋台番号:#02-198/199)
クレイポットライスは、いうなれば日本の土鍋ご飯。お米と一緒に鶏肉、中国の干しソーセージ、チンゲンサイなどが土鍋で炊き上げられる料理です。
Lian He Ben Jiは1979年に開業し、30年以上の歴史がある老舗。ここのクレイポットライスは注文を受けてから一つ一つお米を炊き上げるところから調理を開始するため、提供まで40分以上かかります。しかし、これが絶品なんです。
16:30に正式にオープンするのですが、16時には既にたくさんの人!
見ての通り、ひとつひとつ土鍋で調理されています。40分以上待つので、待っている間に他の店舗で食べたり、周辺を観光すると良いでしょう。
Lian He Ben Jiのクレイポットライスが運ばれてきました!ふたを開けた瞬間、香ばしいかおりが食欲をそそります。
まずは熱いうちにすばやくかき混ぜましょう。
ダークソースの色がまんべんなくつくまで混ぜるのがおいしく食べるコツです。かけすぎてしまうと素材の味が感じられなくなるので、初めはあまりかけすぎないようにしましょう。
一口食べると…
素晴らしいの一言!チキンの旨味、甘い中華ソーセージ、豚肉、生姜、にんにく…すべてが口の中でハーモニーを奏でますします。
後半はご飯にソースを追加して、野菜も投入!おこげも混ぜて食べると、もう止まりません。
名称 | Lian He Ben Ji Clay Pot Rice |
営業時間 | 16:30〜22:30 |
定休日 | 木曜日 |
屋台番号 | #02-198/199 |
Zhong Guo La Mian Xiao Long Baoの水餃子&小籠包
こちら「Zhong Guo La Mian Xiao Long Bao(屋台番号:#02-135)」もミシュランガイド掲載店。餃子と小籠包が人気のお店です。
早速食べていきます。まずは水餃子(10個S$10.5)から!
中身はニラがたっぷり入っていて、お肉に少し甘みがあります。皮がつるんとしていて中はプリプリ!
生姜に黒酢を合わせたタレと一緒に食べると、なお美味しくいただけます。お好みでチリソースと食べるのもおすすめです。
続いては小籠包(S$6.50)。
中身のお肉は水餃子と似た甘めの味なのですが、違いは噛んだ瞬間に溢れ出す肉汁!
中身のスープが一切逃げていないので、アツアツの肉汁が口の中で爆発します。
両方ともペロッと食べれちゃいました。餡はすこし甘めですが、おいしかったです。
名称 | Zhong Guo La Mian Xiao Long Bao |
営業時間 | 11:30~15:00,17:00~20:30 |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
屋台番号 | #02-135 |
Smith Street Tapsのクラフトビール
チャイナタウンコンプレックスには実はクラフトビール屋さんがあるんです。その名も『Smith Street Taps(スミス・ストリート・タップス)』、屋台番号#02-062。
クラフトビールは常時12種提供。イギリス、アメリカ、南アフリカ、シンガポール、香港など世界中のビールがわずかS$9〜から飲めちゃいます。
常夏の国シンガポールで飲むビールは最高においしい!バーやレストランで飲むと1.5倍〜2倍はするので、安く飲むなら最高のロケーションです。
なお、営業時間は変則的&日曜日は定休日なのでご注意ください。
名称 | Smith Street Taps(スミス・ストリート・タップス) |
営業時間 | 月〜木 18:30~22:30 金 17:00~23:00 土 14:00~22:30 |
定休日 | 日曜日 |
屋台番号 | #02-062 |
OLD AMOY CHENDOLのチェンドル
こちらはシンガポールの有名なデザートの一つ『チェンドル』をS$2で提供している『OLD AMOY CHENDOL(オールド・アモイ・チェンドル)』です。
荒く削られた氷の上に、
- あずき
- パンダンリーフで着色された緑色の米粉ゼリー
- コールドプレスで絞られたココナッツミルク
- グラ・マラカ(ヤシの樹液を原料にして作られた黒糖)
などが乗っています。
こちらのチェンドルはすべての具材が手作りされているこだわり派。ココナッツミルクとグラ・マラカの自然な甘さがクセになります。
トッピングの中でも特に注目すべきなのがこちら緑色のゼリー。
日本ではあまり馴染みありませんが、『パンダンリーフ』と言う植物の葉を使って色付け、香り付けされています。つるっとした食感でノド越しもよく、チェンドルに欠かせないトッピングの一つです。
名称 | OLD AMOY CHENDOL |
営業時間 | 10:30~20:30 |
定休日 | なし |
住所 | 335 Smith Street Chinatown Complex#02-008 ホーカー番号:#008 |
ANN CHINのポピア&クエ・パイ・ティー
こちらのお店『ANN CHIN(アン・チン)』もミシュランガイドに掲載されています。人気はポピアとクエ・パイ・ティー!
まずはポピアから!
ポピアはニョニャ(プラナカン)料理特集でも紹介しましたが、シンガポール風の生春巻きです。
卵と小麦粉で作られたクレープのような薄皮の中にカブ、ニンジン、キュウリ、レタス、もやし、ピーナツなどが入っており、食べ応え抜群!
食べ方としては、一切れそのまま豪快に一口で食べてください。ふんわりとした薄皮の中からレタスのシャキシャキ、ナッツのカリカリなど、様々な食感が楽しめます。
Junkoこんにちは!シンガポール×日本のハーフJunkoです。今回、私が紹介するのがシンガポールの伝統料理、プラナカン料理(ニョニャ料理)です。プラナカン料理はマレーシアと中国の文化が融合してできた料理なの[…]
そしてもう一つ食べておきたいのが、見た目も可愛らしいクエ・パイ・ティーです。
クエ・パイ・ティーの中の具はポピアとほぼ同じ具材が使われています。違いは、カップのような見た目の生地を使っている点。ポピアのふんわりした薄皮の生地とまた違い、こちらはサクサクの食感。
シンガポール人にとってはおやつも同然に食べられているものなので、小腹が空いた時などにおすすめです。
名称 | ANN CHIN(アン・チン) |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
住所 | 335 Smith Street Chinatown Complex #02-112ホーカー番号:#112 |
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